つい先日、あっすんから連絡があって。
「事務所に所属してダンスのイベントとかに出たりするんです!」
って。詳しい内容はちょっと忘れちゃったけど。
ステージタイガーが初めて松原の地で公演をした時から何年間か一緒しただんすちーむ、 MTBR33。
若いダンサーたちの集団です。以前も何度か、松原で公演をした時にご一緒させてもらって、
そのメンバーを引っ張ってたのが当時まだ高校生のあっすんだったんですな。
あれから何年も経ったけども、ま、連絡がとれる機会があって、東京でがんばってるみたい。
さて、今回の松原公演「SWITCH」は、まさに青春のお話。
と、思う一面があるのです。
自殺を防止するためのゲートキーパーの講習を受ける教師陣、
問題を抱えながらも生徒会との合同公演に向けて練習をしている演劇部。
年度末の土曜日、雨が降りしきる中、自殺をほのめかす匿名の電話が入る。
学生チームのメインストーリーは、
そんな教師の不安をよそに進んでいきます。
でも、台本上では、結構なリンク具合で、面白い仕掛けがたくさんあるんですけれどね。
大人の悩みなんぞ子供は知ることもないし、
かといって、大人が子供の悩みをいくらか触れられているかなんて、わかんないもので。
そんな演劇部を等身大の人たちが演じてくれます。
演劇経験も人生経験もまだまだ浅い彼ら彼女らが、それでも作品に描かれた登場人物を
なんとか演じようと頑張ってくれてます。
こういうことを売り文句にしてしまっては良くないんだけれど、
境界線がなくなってきているのを感じています。
本当に悲しんでいるし、本当に楽しそうだし。捉えきれない感情をなんとか形にしようとしています。
言語化できてしまったり、経験から引き出してこれる僕たちにはもうできない素敵な姿。
真似できないから真似しないけど、
でも、これはね、これは。見る価値があると思います。
あの時の、初めて松原に立たせてもらった時の、演劇なんてやったことない人たちと
同じ一つのものを作った時の、こそばっかしいけれど「青春」みたいなものが詰まっています。
お手伝いできるなら、それを、なるべく「効率良く」お客様に届けられるように。
そういう力添えをしてあげたいなと思っています。
一期一会、きてくれたからには、最高のものを。
これが「SWITCH」の「半分」。
もう半分は、大人チームの葛藤と悩みと、勇気を持った第一歩。
大人だって、自信をなくすし、踏み込むためには勇気もいるもんだ。
諦めてしまった人が立ち直るためには、どうしたって傷をうける。
正しいことをするにも勇気がいる。
大人になったら強くなれるもんだと思っていたらそうじゃないし、傷の治りは遅いし。
まいったね、どうも。
ステージタイガー「SWITCH」
【日時】
2020年3月7日 15時から
1回こっきりの公演です
【会場】
松原市文化会館
【料金】
無料
【ご予約】
劇場でお待ちしております!
posted by ステージタイガー at 01:36| 大阪 |
華よ咲け
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