えー、みなさま、
椿優希の活躍をお楽しみにしておられましたみなさま、
この度、残念なお知らせがあります。
「華よ咲け」と、打てども打てども「華よ酒」と変換する私とパソコンとの熾烈な凌ぎ合いに関してはまた別の機会に語るとして、
椿優希の大切な出番が一つなくなってしまったことをお知らせいたします。
ステージタイガーの一番槍としてその名をほしいままにしていた椿優希ではありますが、
今回「華よ咲け」には一つの見せ場として、殺陣シーン、斬り合いのシーン、
詰まる所、命のやり取りのシーン、そういったものがございます。
ただただ、切って切られて倒れてお仕舞い、そういうものではないのであります。
そこで人が死ぬということは、善人であれ、悪党であれ、その家族や仲間やそこには背景があり、
この作品で「命」をどのように扱っていくか、ということをお客様に明示する
「一人目の死」というポジションを、仰せつかっておったのであります。
生真面目な彼のことですから、夜な夜な公園などで、刀で斬られては死、斬られては死、
百余日にもわたるイメージトレーニングをしてきたことは容易に想像がつきます、
しかしながら、今回の稽古において、演出判断により、
「本役も控えているため、この場で顔が見えてしまうことを避けるため」
一番槍のポジションを劇団員ではない坪田氏に譲ることになってしまったことをご報告いたします。
残念。
さて、「華よ咲け」の稽古場としては、私、白井をはじめ、比較的高齢の輩においては
若者にその座を譲り、臥薪嘗胆、虎視眈々麺、代役をするときにのみエネルギッシュな演技をしております。
若い者にはまだまだ負けないと言っておりはするものの、
アクションシーンなどに、呼ばれていない身分としては、容易に口を挟むこともできず、
現場の説教おじさんにならないように、静かにただ、そこにいることを勤めとするのみなのであります。
けれどもね、自分の出番がきましたら、お話は別です。
気に入らんことは気に入らんというし、わかりにくいことはわかりにくいというし、
見てもらうときに心地よいように、
いらないものはそぎ落として、足りんものは補って、
そういうがんばりを、少しづつ、積んで、いくのです。
きっと面白いものになりますので、
是非ともみなさん、劇場へ足をお運びください。
先ほど、一番槍を譲った椿優希ですが、
僕の演じる配役の護衛役として、二番槍目として登場することが決まりました。
現時点で、目下、
あんまり顔を出さないように舞台のど真ん中で死ぬ
という目標に向けてがんばっています。
2020年2月1日(土)〜2日(日)
SHASEN×ステージタイガー
「華よ咲け」
ご来場お待ちしております。
詳しい情報が満載の
posted by ステージタイガー at 22:13| 大阪 ☁|
華よ咲け
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