本日も続けて殺陣の稽古。
でも、殺陣以外のことを今日は考えてみたいなと思います。
でも、殺陣のことになるな。
今日、殺陣師のへいちゃんが、メインの西村のこってぃに手をつけている時に
「なんでここで斬るの?」
って質問してたんです。
あぁ、こいつぁ、いい話が始まったぞ、ってんで、僕はその場に立ち止まって話を耳ダンボで聞いてました。
耳ダンボなんて言葉が今、どのくらい通じんのかって話はさておいておいてですね、
なんで?ってのが面白いんです。
ありのーままのー、ってのはちょっくら甘えなんですよ。
書いてある言葉をそのまんま、ありのまんま、自分のまんまに演る、ってのはちょっと都合がいい。
決められた殺陣だからって、決められたからってやるんじゃなくって、そこに繋がる意味合い、理由、メカニズムを
それを考えてみるんだよって話をしてたんですな。
すべての動きはアクションであって、そこには意味やら、理由がある。
すべてのセリフにもしかるべき思いやら、葛藤なんかが、多分だいたい言語化できたり、
できなかったりする場合もあるけれど、あるんですな。
全員が全員、そういう、掘り起こしを楽しんでったら、本当に、いいものになるんだと思う。
だもんで、ここまで稽古の付いてきたところも、
本当にそうか?という前向きな疑いを持って、もっかい取り組んでいきたいなって思いましたとさ。
勝手に、2周目、3周目、どんどん、くるくると、進めていきたいところです。
全体の中で、大人なところにいるもんですから、
できるだけ背中を見せていけたらいいなだし、
その背中も、まだ、登り続けている背中じゃなくっちゃいけないし、
と、そんなことを考えたんであります。