まずはインディペンデントシアター1stにて、劇団千年王国さんの作品を観劇。
僕らが平素、お世話になっている、相内Pがこれでもか!とおススメしてきた劇団とあらば、観に行かない理由は無い。
濃密な作品だった。うまい言葉が見つからないが、世界の鼓動を感じる作品だった。
面白い作品は、たくさんあって、それこそ、ツタヤの店員レコメンドコーナーに行けば、ええ感じの泣ける映画に出会える。
が、凄い作品に出会えるチャンスは希少である。それこそ、偶然の出会いを求めていくしかない。
で、千年王国さんは凄い作品だったわけで。
ああ、観に行ってよかった。
演劇って色んな事が出来る。色んな世界を表す事が出来る。
もっと僕も精進しなければ!
そして、そのまま帰るのもなんだったので、難波で映画を見る事に。
『デトロイトメタルシティ』を観る。
ジーンシモンズが出ていてびっくり。
KISSのキャラそのまんまで2度ビックリ。
何にしても、主演の松山ケンイチのとっても分かりやすくて、原作に興味の無い層にも届く丁寧な役作りが素晴らしかった。
あと、音楽。
これはDOLBYの効いた映画館で観なければ、伝わらない重低音。
よくぞ、あの漫画の悪魔のような歌詞を、あんな曲に仕上げたもんだ。
そして、スガシカオもたいしたもんだ。
メタルも渋谷系POPもそうとうギャグにされているのに、ようく、わかってらっしゃる。
難点なのは、演出と言うか、シナリオというか、監督の力量か。
原作が漫画に良くありがちなんだけど、間というか、コマ割りを使った漫画の展開をそのまま映像にしようとするから、ギャグが全てシュールな間になってしまう。
それに根岸のモノローグが多すぎる。
松山ケンイチと音楽の勝ち。
で、帰宅して、ずっと観たかった作品『虹の女神』を観る。
僕の大好きな作家、桜井亜美の同名小説の映画化。
この感想はまた後ほど。
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