
明るいハジメの一面を
ー 以前の座談会で、ハジメ役について「やるたびに新しい事に気付く」という話があったが?
白井 今回、シーンが新しく追加されているんですよ。バンドと絡むワンシーンなんですけど。それはハジメの過去のシーンで。とてもとても幸せなシーンなんです。今回は「明るいハジメ」の一面を見せられる気がしますね。過去の、頑張って、結婚して、子供が生まれて働いて…というような。
ー キャストが変わった事で気付いた事なんかもあるんですか?
白井 一番大きな所として、テンポが凄く上がってるんですよ。
ー 3月にやった序章くらいに戻っていますよね。
白井 はい。だから、感情を反射的に感じられるようになっているんです。思わず出てしまう言葉であったり行動であったり。衝動性があるというか…。その違いを感じますね。
ハジメという男と白井宏幸という人間
ー 1年間、同じ役をやってきたわけですが。この作品でもしハジメ役以外でやれるなら?
白井 実は最初からやりたい役があって…ミライなんですけど。
ー 意外ですね(笑)
白井 物語に対しての関わり方が面白いなと思うんです。横やりを入れる所が。ずっと芯を務めるハジメ役をやったからこそかもしれませんけどね。物語を横に広げる役回りを楽しんでみたいですね。
ー この協走組曲という作品とともに1年歩んで来ました。白井宏幸個人の成長はありました?
白井 今年は本当に客演や東京公演など目まぐるしい1年でした。得たものはありましたよ。空間を広げる、把握する…というスキルでしょうか。ただ、強い気持ちを叫ぶだけではなくて。自分の気持ちを、会場全体に広げる、届けるという技を手に入れた気がします。ハジメの感じる気持ちを、是非ともam HALL中に響かせながら、きちんと届けたいですね。
ー 今年一年はとにかく走りました。
白井 はい。大阪マラソンは落ちたんですけどね(苦笑) 次の日、受かったうちの劇団員の横を本当に走ろうかと。当日、小野さんの横を走らなきゃいけないでしょ!
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