今回の作品は通してみないとわからない、不思議な構成をしています。
僕自身も何が起こるか楽しみです。
そして、何が起こるか…といえば。
現在稽古場で最も化学反応を起こしてくれている男を紹介します。

モリオです。
男はくさいよというコンビで、演劇だけにとどまらず幅広く活動しています。
何気に、僕、虎本とはそれなりに付き合いが長く。
ようやくステージタイガーに登場してくれる事となりました。
関西小劇場界ではあまり知る人はいないかもしれませんが…。
凄い猛者ですよ、彼は。
特設ページのキャスト相関図より
http://st-tg.net/_sp/rh/cast.html
モリオが演じるのは土屋明久という、カメラマンです。
坂美シティマラソンを取材に来たのですが、ただマラソンを撮りに来たわけではないようです。
劇中では主に、アミジロウ/虎本剛が演じる新聞記者、高井とバディを組む事が多いのですが…
実は…
おおっとこれ以上は。
劇中、モリオのええシーンがあります。そこが僕は大好きなんです。
悲しいシーンでは決して無いのに、なぜだか涙が出そうになります。
青森出身で、誰にも真似の出来ない味のある演技をするモリオ。
その人柄が、演技ににじみ出ています。
きっとご覧になられたら彼を愛さずにはいられないでしょう。
いつも一生懸命で、誰よりも真面目。
そして誰よりも作品を愛する彼を、僕は、虎本剛はもっと世に知らしめたいと思っているんです。
モリオが出てくれた時点で、既にこの作品は一つの成果を残したと言えます。
僕も彼と共演するのが楽しみです。
さあ、走れ!!