今作品は、最近のステージタイガー作品には無い感覚があります。
何というか。
ガーッと来て、号泣の涙!
というのではなく。
ジワーッと来て、滲む涙。
みたいな感覚というのでしょうか。
僕の中で人が死んだり、ぶつかったり…という葛藤はMATCHやUDDで一旦やり切った思いがありまして。
その先へ行きたい。
それを目指して昨日は特にラストシーンの返し。
当然、走るシーンがあるのですが…
まあとにかく劇場にてお楽しみ下さい。
今日紹介するのは

アミジロウです。
特設ページのキャスト相関図より
http://st-tg.net/_sp/rh/cast.html
高井という、新聞記者役です。
モリオ演じる土屋とバディを組み、坂美シティマラソンへ。
とある人物を追いかけて潜入取材を試みているのですが…実は…
という役所。
モリオと並んで、この作品の狂言回しのポジションです。
実はアミさんの役を僕も後半やるのですが。
アミさんの演技を観ていて、僕が絶対に出せないなぁと思うのは、失礼ながら、年齢です。
この高井には、ある程度の年齢がいるな、と思うのです。
地元を嫌い、出て行ったという設定があるのですが。
その説得力という点において、年齢が必要なのです。
とはいえ、僕は僕で違ったアプローチで補いますが。
見所は、実はこの役、出演シーンがポイントが絞られておりまして。
土屋ともう一人としかメインで絡む事が無いのですが…そこですね。
ある意味、高井もこの主役の一人ともいえます。
アミさんは黙々と無言実行タイプで。
何気に劇団員内で一番台詞を入れてくるのが早かったりします。
先輩ですが、あんまり後輩にとやかく(僕が観ている前では少なくとも)いう事はありません。
だからといって控えめにいくのではなく、舞台の上では遊ぶ、みたいな事が出来るタイプの俳優です。
何となくその雰囲気がまた高井を創っている気がします。
なお、劇中に出てくるいくつかの小道具はアミさん作です。
よーく観ておいて下さい。
拘り抜いた面白いアイテムがいくつか出てきますので、お楽しみに!