本日は通し稽古を経ての後半部分の詰め稽古。
アミさん演じる喫茶店のマスターがとても重要な盗み聞きをしている場面。
出てくるタイミングを、コンマ数秒までバッチリ合わせます。
ものすごいアクロバティックな前転受け身をしながら出てくるというアミさんの挑戦は、タイミングの都合で泣く泣くカットされました。
両ペアとも、人に聞かれてはまずい話を真剣にしています。
そう、台南市と北場市のキーマン、美晴と温子の2人がそれぞれ、お互いそうと知らずにニアミスしているのです。
この後入れ違いでもっと残念なニアミスが…いやいや、そこは秘密。
ちなみにこの温子、劇中でお母さんと会話するシーンは全くありません。
ケンカしてるわけじゃないです、日常はこうしてちゃんとしゃべってます!
きっと。そんな、貴重なツーショット。
そして演出のオーダーもどんどんヒートアップし、立ち上がってこの熱量で叩きつけられていきます。
ですがこんなもん、まだまだ優しい。
死にたくなるくらい泣かされる前に、厳しいけどもまだ優しい今のうちに、みんなしっかり肚(ハラ)に力を入れるんだ!
いいか!これは忠告だぞ!
…と、自分自身にも喝を入れつつ、たった一度の上演のために全てを注ぐのでありました。
皆様、乗り継ぎをしっかり確認なされつつ、お楽しみにお待ちください。