だって12名も出ているんだもの。
というわけで今日紹介するのはこの人。

谷屋俊輔です。
劇中では主人公ユカリと、かなり関係性の強い役を演じます。
かなり強い…と濁しているのは、その関係がユカリの人格形成に大きく関わっているからでして。
ザックリと言えば、彼とユカリの関係が物語の核心部分になるのです。
とてもつもなく速いスピードで展開する物語において、それは重く、ゆっくりと存在します。
なんてフクザツな事いうてますが。
谷屋さんは劇中、いつものような感じで、はしゃいだり、落ち込んだり、老けたりしています。
長年一緒にいますが、最近は文鎮みたいな俳優やなと思います。
舞台上においておくと、物語がズレにくい、というような。
若手の多い本作において、『安定』を担ってくれていると思います。
個人的には最近、若手を指導したり外部で演出する事も多いせいか、演出的視点を強く意識している気がします。
それも大事やとは思いますが…もっとイチ俳優に徹したらええのにな、とも思います。
もっとどん欲に。ガツガツした俳優・谷屋俊輔が観たいなぁと思っています。
これは彼の、次への課題ではないかとも思うのです。
【縁劇フェス】「ユカリ」【6/3-4シアトリカル應典院】
1枚のチケットで6劇団分観られます。上演時間はこちら
http://news.st-tg.net/article/449175088.html
(ステージタイガー予約)
http://ticket.corich.jp/apply/82384/004/