SNSでもある通り、今日もダンス稽古でした。

KEIICHIRO君指導のもと、何とか最後まで構成も付きました。
今回のめいめいのダンス、一言でいうなら
『ポップ』
主人公が女子高生…という事もあり、随所随所にかわいさ、躍動感みたいなものがあふれています。


個人的には男性陣がその辺をどう解釈し、表現するのか見物やと思います。

丸々3時間、踊りっぱなし。
ラストは、一つでも間違いがあれば最初から音楽かけ直し、という鬼のような練習。

ポップの裏はハード。
休憩中、皆の疲労困憊な姿を目の当たりにし、出演していない僕は何をすべきか考えました。
そうだ。
もっと、踊らせよう。
僕らは表現者。
しんどい時にしんどい顔を出してどうするんだ。
辛い時こそ笑顔を客席に振りまかなければ。

休憩中、僕は生意気にも出来の宜しくないメンバーをピックアップし、𠮟咤激励しました。
僕はお客様に喜んでもらえるなら、万雷の拍手を頂けるなら、血ヘドを吐こうが地面を這いずり回ろうが、誰かに頭下げて涙流して教えを乞うても構わないと思う。
板の上に立つとはそういう業の深い事だと思っています。
誰にだって門戸は開かれているが、ゴールの本番の舞台にたてるのは、こっち側にいれるのは、研磨され覚悟を決めた人間だけだ。
若手の多い座組だからこそ、年長者として、言葉と姿勢と結果でそれを伝えなければいけない。
当たり前だけど、振りを間違うとは、台詞を間違えるのと同じ。
笑い事じゃない、俳優なら悔しくて眠れないはずだ。
KEIICHIRO君がかなり『演劇寄り』なダンスを考えてくれた。
それを表現者として、どう受け止め、どう昇華するのか。
各位の努力と研鑽に期待しつつ。
間もなく通し稽古。打てば響くメンツと思いました。
シビアに行きます。
虎本剛