稽古も佳境になってきて、衣装を着けての通し稽古をおこないました。
個人的にも全体的にもここへきてなんとなくの違和感を感じてしまう(これは個人的なこと)。
なんというか全体的に元気がないようにみえたんです。今回の通し稽古。
みための動きだとか声の大きさだとかはあんまり変わっていないけれど、芝居の底の部分が、
なんでかなー、って思っていると。
たぶんこれじゃないかという事に思い至りまして。
「全員揃ってない」
別に役の大小は関係なくって、「一人掛けただけで簡単にダメなものになる」というところまではこれた、というように思いました。
どの一人もいないと作品にならない、ということが確認できた気がしました。
甘っちょろいこと言ってんな、って思うかもしれないけれどもね、
人が生きて声を出して動いているだけで面白いんです。好きな人ならなおさらでしょう?
なので、僕たちがやらなきゃならんことは、それが真実であるということを全身全霊の集中力でもって
保ち続けることなんだろうなぁと思うんです。
これまでなんどもなんども繰り返してきた稽古、心の動きだったり、身体の動きだったり
段取り、きっかけ、その他のいろんな物事は、結局のところ
舞台上で何が起こっても、本当のこころとからだでいられるための練習なわけなんです。
若い出演者の皆さんにはね、形にこだわらずに、どんどん気持ちをだして欲しいんです。
気持ちっていうのは作って持ってくるものだけではなくって
止められずに溢れてくるものなんだと思っています。そういうものには逆らわずに、
どんどんだしちゃえばいい。だし過ぎたら演出がなんとかするのでそこは信頼してください。
まだまだよくなれる。余地がある。
ですので、あとは、心があったかく、柔らかく、いられるように現場を作っていきたいなと思ってます。
劇団員で頑張りましょう。出演者の皆さんもよろしくお願い致します。
日本写真映像専門学校の皆様、よろしくお願い致します。
あとはお客様、まずはご予約のお客様、よく寝て、良い体調で、いらしてくださればそれだけで嬉しいです。
まだ、ご予約でいらっしゃらないお客様におかれましては2月1日中には
各種いろんなつぶやいたり情報を発信するサイトで増席情報をお伝えいたします。
まだあきらめずに、気にかけていただければと思います。
また、ご予約いただいたけれど、ご都合の合わなくなったお客様は、なるべくお早めにご連絡いただけると嬉しゅうございます。
ステージタイガー×SHASEN 「めいめい」
2月3日&4日
近鉄アート館にて。
詳しくは特設サイトをご覧ください