20分のお芝居といえども、だからと言って「楽」かっていうとそうでもないと思うんでございます。
といって、今日の稽古はきちんと20分を切れるように、しっかりと積み重ねるお稽古なんでございます。
楽ではないんだけれども、なんども返し稽古が出来るというのは短い時間の作品の良い部分でもありますね。
今回は3人芝居ってことですから、三者三様、たくさんの出番があるわけでございまして。
そしたら、たくさん重ね重ね稽古をしたいんです。
ある程度、着地点の見えているシーンについては、明確に、キチリとそこに着地が出来るような稽古を。
まだまだ、深く掘り下げて探れるところについては何度も新鮮な感覚でお稽古を。
たまにディスカッション。
少ない人数だからこそ価値のある時間を過ごせたんじゃないかなと思います。
今日は稽古場の見学に劇団員も含め3人さんがいらしって。
帰り道にお話をしながらちょいちょい血肉にしていったりとして、
さて、
お話がガラッと変わりますけれども、僕、どうも今回の役は、これまで演じたことのないタイプの役でした。
役どころというか、キャラクターというよりは、属性といいますかね。
物語への関わり方が特殊な立ち位置。これについてはお「楽」しみあれ。
谷屋さんもですね、誠実なお芝居がよく似合うイメージがありますね。
お芝居が似合うっていうと、本当のところはちょっとちがうみたいな意味合いになっちゃいますが、
そんなことはないかもしれないけれど、知らないから、本当かどうかわからなくなくない。
頭を下げて、何をお願いしてるんでしょうね、何かを誤っているんでしょうかね。
どうですかね、きっちりと頭を下げて、お願いをする事とか、謝る事とか、
あんまりしたことがないかもしれません、僕。
お芝居の中に生きる役のような誠実さを持って生きれているのかというと、なかなか難しいもんです。
でも、こうやって、一生懸命生きている人を目の当たりにすることって、
見てくれている方が何か一歩踏み出したり、振り返って自分のことを思ってみたり、
そういう時間の共有が出来るんじゃないだろうかって思っています。
頑張っている人が報われる世の中。
なかなか簡単なことじゃないですけれども。
頑張ったからっていいもんが出来るかっていうとそうでもないってのは身にしみてわかってますけどね、
自分の頑張りを褒めてやれる最後の砦は自分しかないわけで。
それを甘えだなんだと言って許してやれなくなったらもうダメですな、よろしくない。
頑張りがいのある人生を、お送りください、みなさま、みなさまご自身のために。
そんなお芝居、になっているようでございます。
がんばってる人に、がんばってるんだぞそれは、いいことなんだぞそれは。
そんな風なことが伝わるようなお芝居になっていっているといいなと思います。
目指してもいます。
一生懸命生きたいですね。
そんなこんなで、もう数えるほどの日にちになってまいりました。
ステージタイガー中之島春の文化祭2018参加作品
『男の五カ条』
作演出 虎本剛
演出助手 ザキ有馬
出演 白井宏幸 谷屋俊輔 小野愛寿香
会場:ABCホール
5月4日(木)18:00〜
イベント詳細はこちら!!
お気にかけてくださると嬉しいですね。
よろしくお願い致します。