なんだかんだと言って、ABCホールでの中之島春の文化祭が終わって、
春っていうか、もう初夏じゃん、って。
あくまでも、大阪にいる感覚でしか語れていないですけれども。
友人は、先日、北海道で桜を見たらしい。
こっちでは季節は少しづつ進んでおります。
今月末の学校公演の稽古をしております。
お話は、定時制高校に通う、
学び直そうとする現場監督、身体が弱くて卒業できなかった社会人、どこにも行くところのない不良、
が、通う定時制高校の陸上部のお話です。
3年前に、2回、公演をさせていただいてるんですが。
僕は、その時は不良の少年をさせてもらってて、それを今は椿が。
今、僕がいただいている、現場監督のおっさんを、かつてはアミジロウとArtist Unit イカスケの青木さんが。
とはいえ、プレッシャーではなく、たのしみながらやっていきたいなと思ってます。
前に演じた役ではありますが、
まぁ、やいのやいのいわずに、好きにやってもらえたらええかなと、椿には思っているところ。
僕、昔、スイミングスクールに通ってて。
見知らぬ同年代とか、年上の(それでも少年)とか、どう接したらいいかわからないままやめちゃったんですが、
通ってた時の話でね。更衣室で。
濡れた水着を入れる袋が、なんかのお菓子屋さんの袋だったんです。
今となっちゃ、なんも恥ずかしいこともないし、スーパーの袋でなーんも問題ないんですけれど、
それを見て、ちょこっと年上くらいの子供が「お菓子の袋っ!」って指差して笑うんです、数人で。
別にさっきまで、何も気にしてなかったものがとても恥ずかしくなって、すごく惨めな気分になって、
そのまま、その子らはいなくなったんですけど、同じく着替えていた中学生くらいの子かなぁ。
一人が、友達に「あいつら殴ってこい」って。
別に殴りに行ったわけじゃないけど、殴って欲しかったわけないけど。
なんか惨めになってた自分の気持ちを「わかってくれた」のが嬉しくって。そこで泣いちゃったのを思い出しました。
10才にもなってない頃くらいですかね。
幼い頃に触れた、他人で大人。
なんとなく、忘れずに覚えてしまうもんです。
それほど幼い人たちのところに行くわけでもないですが、
心に残る、そういう作品にできたらいいなと、努力してみます。
「OVER & OVER」