虎本です。
最終稽古を終えました。
俳優達が寸暇を惜しんで自分たちの持ち場を研磨。
本作の見所でもある殺陣。
そして複雑に織り込まれた人間関係。
まだまだ伸びシロはあると思いますが、稽古場で出来る作業は多分に確認できたかと思います。
あとは劇場で美術を組み、音響照明のもと、作品を仕上げるのみ。
約3ヶ月の稽古期間を経て、気づいた事があります。
それは『強さとは何か?』ということ。
劇中で最も成長する人間は、主人公•桜です。
彼女は最初から、天才と呼ばれるほど腕が立ちますが、
人との出会いが、そして受け止めていく想いが、彼女をさらに強くしていきます。
つまり彼女の強さとは、背負う想いの強さ。
彼女にとって『闘う』とは、困難から逃げずに、受け止め、背負い、立ち上がり続ける事。
これは僕から卒業する学生達へ送るテーゼでもあります。
いいわけもせず、弱音も吐かず、
立場も、役目も、運命も、全て背負って闘う…そんな桜の物語に作品を落とし込めたと思います。
さあ、あとひと踏ん張り。
立場も、役目も、運命も、全て背負って闘う…そんな桜の物語に作品を落とし込めたと思います。
さあ、あとひと踏ん張り。
劇場にてお待ちしております。
虎本剛