皆さん、脚本演出家の虎本です。
ランニングホーム、そろそろ3週間を切りまして。出演者を僕目線で紹介していきたいと思うのです。
作家自らが愛を持って出演者を紹介…なんなら自慢します!
ギリギリのネタバレで。
栄えある1回目はこの人

白井宏幸です。
世界の白井ですね。
現在、主演した短編映画で男優賞を取り、フランスはカンヌに向かっております。
凄いな、白井君!
でもね、忘れちゃいかんよ。俳優が評価されるのは、それを支えた共演者、支えたスタッフ、何より作品を生み出した脚本家、監督の力なんだから。特に、脚本家、監督ね。舞台で言うたら演出家ね。
だからね。君がステージタイガー内で評価されてるのは、つまりは僕の…
…というのはさておき。そんな世界の白井が、大阪は日本橋の劇場で演じるのは
『堀内一平(ほりうちいっぺい)』
という役です。
特設ページのキャスト相関図よりhttp://st-tg.net/_sp/rh/cast.html劇中の舞台である坂美市のシティマラソンを10年連続優勝。
劇団鉄拳ストレートの売れない劇作家という設定です。
小野さん演じる晴菜が奥さんなわけですね。
奥さんが公務員なんで、バイトしながら部分、専業主夫として家庭を支えています。
30代で、決別した元劇団員が東京で売れていたりします。
せつなっ!!周りは売れて。
ええ歳して演劇なんかしてないで…
…ってほっとけや!!!!!!そんな心の叫びが思わず出る程、この堀内という役に作家の僕はシンパシーがあり、思い入れがあります。
この作品における僕の価値観を、ある意味一番はめ込んだキャラクターともいえます。
とっても生々しい30代の悩みを抱えています。
そういう意味では、堀内はこの作品の主役の一人といえます。
え? 主役の一人?そうです。
この作品、主役が複数いるんです。群像劇っちゅうヤツです。
そんな堀内は愛と焦燥と器の小ささで舞台上を駆け巡ります。
だれよりも真っすぐさと純粋さを汗臭く演じられる白井君なら、きっと魅力的な堀内を生み出してくれる事でしょう。
とにかくよく叫びます。走ります。そしてすぐ怒ります。
運動量だけなら、劇中ナンバーワンちゃうかと思います。
イコール、最もステージタイガーのカラーを出す役やと思うのです。
いつも全力で稽古に挑んでくれる白井君。
僕も演出として『そこそんなに叫ばんでいいから、ゆっくり丁寧に』というダメをよく出します。
そのくらい、いつも全力です。
この記事がアップされる頃はフランスでフランスパン齧りながらカフェオレでもすすってるんでしょうか?
違うから。白井君には土と血のにおいが似合うからね!
ステージタイガーにはレッドカーペットは無いけど、黒いパンチカーペットなら一緒に貼りましょう。舞台の仕込みで。
フランス帰りの白井の堀内一平にご期待ください!
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posted by ステージタイガー at 00:35| 大阪 |
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