今日は映画の日ですが皆様いかがお過ごしのご予定でしょうか?
世界の白井だったものです。アカデミー賞だって間違いがあるんだから、
みなさま、恐れず、怖がらず信じた一歩を踏み出してやりましょう!
そして、シアトルでは今年の48HFPが開催されてます。
今年はどのチームがカンヌに行くのやら。ララランドを見てきたのでいい気分。
さて、ステージタイガーも稽古は佳境です。
初めての通し稽古でありまして、スタッフさんがみなさん来てくれての稽古になりました。
僕自身も先日1日お稽古をお休みしてしまいまして、その部分は打ち合わせのみで通しに臨みました。
やってみてわかったんだけれど「ここ、笑いと涙のどちらもいける!」
という小さな確信を得ました。「笑い」か「涙」かどちらかを選ぶのは見てくださるお客様。
こちらからはそういう料理をお出しできるという状況ですね。
酢豚です。辛いと思うか甘いと思うか。僕の芝居は酢豚です。
みんなの芝居はどうだろうか?と思ったところ。
いいものも、まだ、材料なまんまなところもある。味付けが間違ってると事もあったり。
それはこれからどんどん詰めていけると思うんです。がんばりましょう。がんばります。
みなさんは、どんな僕たちが見たいですか?って聞いてみたいと思うんです。
もしくは、どんな僕たちなんて見たくないですか?っていう質問。
度肝を抜く、みたいなことはもっとお若いとんがった方たちにお任せするとして。
でも、単純に舞台の上で作品として見せられるものとして、最低限必要なものって。
真面目さとか、誠実さとか、一生懸命さとか。
「ほら、僕ら頑張ってるでしょ?」なんてそんなのはもう水洗便器の中に。
役として、必死で生きているかどうか、必死で悩んでいるかどうか、そういうものが必要だ。
と、そう思うんです。たとえ、セリフが、なんだかネタっぽいものだって、
何でそのセリフを言うことになったのか、言わざるをえなかったのか、
言っちゃったのか、言っちゃいたくなかったのになぁ、なのか。
一生懸命から回ってるのって、人生としてはもうホントごめんこうむりたいですけど、
お芝居だとするとそれって滑稽で、健気で、惹きつけるものになるんです、多分、
あれだな。真剣に、俳優が、役の登場人物の相談に乗ってやってる様をみたいのかも。
って、書きながら思いついていくので僕のブログはなかなか落とし所がない。
登場人物がみんな主役、という言い方をしています。
多分それは正しくって、きっと、見てくださった方の背景も含めたお芝居になると思います。
お客さんだって、背もたれにだらりんと腰掛けて、足を伸ばしてふんぞり返って、
そんな感じでお芝居を見に来る方じゃなくって。
日頃、しっかりとご家庭とか、お仕事場とか、友人関係とか、
趣味とか、夢とか、生活とか、色々がんばったり、がんばれなかったりして、
その中で、とある1日の、結構長い時間を僕たちのお芝居を観るために来てくれているのだから。
最後の登場人物になってもらえたらいいなと思いましたとさ。
そうなれるためには、役者みんな。
本当に、がんばんなきゃいかん。嘘なし。
ま、がんばっているんだけれども。
案外もっとリラックスが必要なのかもね。とも思えるタイミングでしたとさ。
稽古はどんどんいい感じに進んでいます。ダメさも愛して。
ステージタイガー「ダイバー・シティ」
3月11日(土) 14時開演
松原市文化会館にて 無料公演
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