書きそびれていたブログを更新します、白井です。
金曜日のお稽古の模様。
それでも課題はまだまだたくさん残っていますね。
お芝居している、一瞬一瞬に、気を配って、整えて、きちんと届けることができているか、
テクニックというか、脳みそと身体がきちんと繋がっているかという、心配りの問題。とか。
単純に、エネルギッシュであるかどうかという基礎的なところ、とか。
基礎的、というか、出し切って行っちゃえばいいじゃん、という、ブレーキをかけない心持ち、という部分とか。
この後に及んで、まだ、台本の読み込みであったり、
深堀できるところがまだ見つけられるんじゃないだろうかという、探究心があるかどうか、とか。
ひらめきがまだ出てくるかもしれないし、出てきたときに、それに乗っかる優希があるかどうか、とか。
根っこにある、相手を思いやる気持ちとか、劇中の登場人物に気持ちが寄せられているかどうか、とか。
みんながみんな、まだまだ課題を抱えたまんまです。
というのは、別に「まだ全然できてない」ということではなくって、
気持ちのある人間であれば、もっともっと、伸びるし、深められるし、という意味で。
誰のためにやってんだ、って言われちゃうと、申し訳なくなるんですが、
こないだの通し稽古は、僕個人的には、やってて、めちゃくちゃ楽しかったんです。
見ていた演出、スタッフさん、共演者を楽しませることができたかどうかは、
どうだか、さておいておきますが。
僕は自分で楽しんでいました。
中盤までの、騒がしく動き回るシーンなんかはどんどん、動く動く、
身体が動けばもちろん心もついてくるってもんで、そういう方向に流れていった感じがありました。
気持ちが高ぶって、走りに走って、やりとりがスピーディになりすぎてしまった部分を、
今回の稽古で調整したいなーという気持ちで、もひとつ丁寧にやりたいなという気分であります。
別件で、バッキーと帰りの電車がいっしょだったときに、
ちょこっと「きもち」についてお話ししてみた。
「ぼくは まだ にんげん では ない」
片言で答えるバッキーに「そうだね」とだけ返事をして。
早く人間になれるといいね、って気持ちで僕は電車を降りました。
命令(プログラム?)をこなすだけなら、そりゃ、そうなります。
演出のいう言葉の中から、それが、気持ちの部分の話なのか、段取りの部分の話なのかは、きちんと仕分けてやってみよう。
「早く人間になりたい」って思っている時点で、気持ちは持ってると思うので。たぶん大丈夫。
さて、残るは、ベテラン勢。
引き出しの手前のものでやるか、まだ見ぬ奥の方まで手を伸ばしてみる勇気があるか。
まだまだ、成長を止めてはならぬ。